併せて読みたい一冊

 

お笑い総選挙

藤堂 勁(著)
発 行:2016年5月20日
出 版:飛鳥新社
定 価:本体1296円+税
214頁、四六版ソフトカバー
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はじめに
 第1章 選挙に立候補する人々

1 「議員を減らす」「報酬を減らす」と叫ぶ候補者は、たいてい裏切る
2 「金がなくても選挙ができる」はきれいごとにすぎない
3 選挙に出てひどい票だと、最大600万円を没収される
4 薄毛の候補者は当選確率76%でも勝つのは難しい
5 ポスターと実際の顔がちがいすぎて、候補者本人と気づかれないことがある
6 「万が一落ちても生活の面倒はみる」はほとんどウソ
7 最近の衆議院議員選挙の新人候補は世襲、官僚出身スーパーエリート、
  ベテラン県議の3パターンがほとんどである
8 小選挙区制度では、政治家が小粒になる
9 地方には悲惨なほどの学歴コンプレックスがある
10 参議院「全国区」は選挙区が日本全土と広大な上、40万票以上取っても
  落選することがあるので、別名「残酷区」と呼ばれている
11 参議院全国区では、苗字が“あ行”の候補者は断然有利
12 ネット選挙の解禁でネガティブキャンペーンがさらに悪質になる
<特別コラム>
 ・与党は憲法改正を視野に78議席以上取れるか
 ・野党は共闘で番狂わせを興せるか
 ・日本の将来が決まる!2016年夏の参院選、超予測!!
 

第2章 地方選挙の正体

13 市町村議選の候補者がほとんど無所属なのはリスク回避のため
14 東京都議選で「無所属」候補が勝った例はほとんどない
15 地方の小さな集落では一晩でゴソッと相手陣営に票が流れることがある
16 地方には選挙を「第二の公共事業だ」と思っている人が多い
17 どこの選挙事務所にも顔を出し、おやつだけを狙う輩がいる
18 地方選では街宣車の後ろに車を何台つけるかで見栄を張りあう
19 選挙カーの運転手には元ワルが多い
20 公明党の当選率がなんと99.7%!だったこともある
21 公明党の「死に票」が少ないのは創価学会の強靱な組織力のせい
22 敵陣営が「同姓同名」の候補者を当て馬として立てることもある
<特別コラム>
 ・忘れられない地方選挙!二代続けて市長が狙撃された後、異常な状況下で
  行われた2007年長崎市長選、衝撃の結末
 
 

第3章 選挙事務所の裏側

23 後援会事務所は「冠婚葬祭」情報の入手にしのぎを削る
24 議員が葬式に香典を持っていくのは違法だが現実は「してしまえ」状態
25 男性の選挙ボランティアは「電話かけ」から逃げる
26 選挙スタッフの9割は無給である
27 選挙事務所では喧嘩が起きない日はない
28 選挙のせいでカレーが嫌いになる
29 選挙には、シャイな人間を大胆に変える「魔力」がある
30 「勝たせたのは俺だ」と武勇伝を語るウソツキが必ず現れる
31 ネット選挙は、結局、高くつく
32 国会議員の秘書になりたければ選挙の時が狙い目
33 飲み会がきっかけで議員の秘書になることもある
34 選挙に関わっていない人物を出納責任者にすることで警察の追及を逃れられる
35 「あんたをなんとしても勝たせたい」という後援者に金を任せるとロクなことにならない
36 壁一面に貼られた推薦状は弱気になった時のカンフル剤
37 選挙後、会った人の表情で投票してくれたかどうかわかる
 

第4章 選挙運動の常識は世間の非常識

38 告示日のポスター貼りでは「1秒でも早く」を競う
39 ウグイス嬢の日当は上限1万5000円と定められているがほとんど守られていない
40 ウグイス嬢がへそを曲げると一巻の終わりなのでお姫様扱いをしないといけない
41 選挙には「桃太郎」という隠語がある
42 都市部の選挙ではスタッフが徹夜で壮絶な場所取り合戦をする
43 名前を連呼する選挙運動を「ばかばかしい」と言っていた人も自分が候補者になると連呼する
44 警察は選挙事務所に出入りしている人物をほぼすべて把握している
45 「集会に100人集められる」と豪語する人ほど誰も連れてこない
46 雨が降ると候補者はニヤリと笑う
47 投票日が近づくにつれ候補者はスリムになり、内勤スタッフは太っていく
48 「ポスターを貼ってもいいよ」と連絡があった家を訪ねると「そんなことは言っていない」と怒られる
49 年配の共産党系の女性候補者には髪の毛が「紫色」の人が多い
50 選挙が近くなると事前ポスターの数が増えるが告示日前には一斉に剥がす
51 事前ポスターにはウソばかり書かれている
52 市区町村議会議員選挙では公営掲示板のどこにポスターを貼るかが当落に影響する
53 敏腕選挙プランナーは勝てる戦しか請け負わない
54 年賀状、寒中見舞い、暑中見舞いを出すのは違法である
 

第5章 投票、開票の謎

55 開票前から当確が出る理由は徹底的な情報戦にある
56 出口調査は、訓練を受けた調査員が結果をかぎ回っている
57 マスコミは双眼鏡まで使って開票作業をのぞき見している
58 経費を抑えるために投票時間が短縮されることもある
59 開票立会人というバイトがある
60 当選した翌日さえ朝立ちする